2019年5月
(翻訳)長期収容をやめろ
あるトルコの若者は、サッカーでけがをして以来、房にこもって休んでいる。片足をけがしていて、彼はうまく歩けない。5月22日、その19歳になるクルド人の若者〔上記人物と同じ、トルコ国籍クルド人〕はおかしくなり、まさにヒステリーの発作のようになり、大声で叫び、泣きわめき、周りのものをなんでも壊そうとした。彼の仮放免申請が不許可になったと伝えられた後だった。若者は成田空港から連れてこられ、ここ〔東日本入管センター〕には6か月収容されている。
20人以上の職員がやってきて、若者を房から出し、彼の体を持ち上げて運んでいった。職員たちは彼を強制的に懲罰房へ入れた。
Stop long-term detentions
A young turko [Turkish] boy was just resting in his cell since he had an accident playing football. He cannot walk very well, because he had a foot injured. On 5月22日 the kurdo [Kurdish] 19 years old boy [the same one, a Kurdish man from Turkey] become crazy, a real histeric attack, shouting, screaming, crying and trying to destroy everything around him, after to get a negative answer to his karihomen application. The young boy detained almost 6 months in here [East Japan Immigration Center] come from Narita Airport.
More than 20 officers came to this block and took the boy out from the cell carrying him up with their hands; all the officers force, the boy out from the cell, they took him to oshobatsu [chobatsu].
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入管の「懲罰房」について
東日本入管センター(牛久入管)はじめ、入管収容施設には、隔離房、いわゆる「懲罰房」が設けられている。入管の建前では、それは対象者を隔離するための部屋であって、罰や制裁を与えるためのものではない。
だが実際の隔離室は、狭くて窓もなく、トイレとの仕切りもなく、24時間モニター監視で消灯もされない。そこに閉じ込められる人にたいして、相当な屈辱と苦痛を与える設計といえる。純粋に「隔離」だけが目的なのに、対象者の品位や尊厳をここまで否定する必要があるだろうか? 実際に現場の職員も、収容者にたいしてはしばしば懲罰房という語を使うという。
だからペニャさん含め、この部屋を懲罰房と呼ぶ収容者たちは正しい。設計としても使われ方としても、それは事実上の懲罰房である。