2024年5月6日月曜日

【転載・寄附のお願い】ペニャさんにここで生きる権利を! 入管収容者・仮放免者に支援を!

 

【転載】

ペニャさんにここで生きる権利を! 入管収容者・仮放免者に支援を!

寄附(カンパ)のおねがい

目標金額 70万円

SYI収容者友人有志一同




 この4月に難民申請を却下されたペニャさん。
 新たな在留申請や訴訟を起こすための法律費用(弁護士契約料など)が至急必要です!
 
 残額は、ペニャさんの医療費および他の仮放免者や入管収容者の支援費として大事に使います。ぜひご協力を!


 振込先
 ゆうちょ銀行

 口座名称 エスワイアイ収容者友人有志一同
 記号番号 00180-4-420889

 他行から振り込むとき
  支店名 ゼロ イチ キュウ 店
   種目 当座
 口座番号 0420889


寄附のよびかけ

 チリ難民クラウディオ・ペニャさん。
 チリでの迫害から逃れ、日本にコックとして15年暮らしたあと雇い主の事情のせいで在留資格を失い、難民申請をするにいたったペニャさん。
 合計5年近くも入管に収容され、それでも帰国することが絶対にできないペニャさん。
 数々の文化イベントで得意の料理をふるまってきたペニャさん。

 【参考】ペニャさん特設サイト チリでの迫害 日本での事情 仮放免中の活動

 そんなペニャさんが、4月11日、2度目の難民申請の最終的な不認定(審査請求の棄却の決定)を、東京入管により無慈悲に告げられました。
 理由はこうです。ペニャさんが嘘を言っているとは考えない、しかし難民認定はしないし、在留資格も認めない。
 だとすれば、たとえばサンティアゴで拉致され、死んでもおかしくないような集団暴行を受けたことも、難民として認める理由にはならないのだと入管および難民審査参与員は言っているのです(チリでの迫害の記事を参照)。
 なんて理不尽な! ペニャさんが「帰国すれば迫害される」と言っているのは疑わないけど、でも帰国しろと? 帰国して暴行されろというのか?

 こんな結果には、ペニャさんは少しも納得できません。
 そして、ピノチェト派が影響力を増し政権を揺るがしているチリには、彼はいまも戻ることはできません。
 この理不尽な結果に対する訴訟、別の在留資格の請願手続きなど、あらゆる手段で、ペニャさんはここで生きる権利をあらためて求めていくことにしました。
 
 新たに手続きをはじめるため、弁護士への依頼費用が35万円~50万円、必要になります。
 どうか皆さまのお力添えを、よろしくお願いいたします。

 残額は、ペニャさんの医療費および他の仮放免者や入管収容者の支援費として大事に使わせていただきます。
 (なおペニャさんは長年の立ち仕事のせいで膝の痛みが眠れないほどに強まり、通院を続けています。ほんとうは手術が必要です。)

 かならずペニャさんの権利をかちとります。どうか、かれに変わらぬご支援を!
 

2024年5月6日

SYI収容者友人有志一同
 http://pinkydra.exblog.jp
 freeimmigrants@yahoo.co.jp
 080-8844-7318
 

 

2024年5月5日日曜日

ペニャさんの仮放免後の活動歴

 

 クラウディオ・ペニャさんは、2020年5月に東日本入管センター(牛久入管)から出たあと、多くのメディア取材やイベントへの招待などの依頼を受け、活動してきました。

 ここでは、ウェブでアクセス可能なペニャさんの活動歴の一部を紹介します。



2022年5月15日日曜日

ペニャさんのニュース出演(5/16)と近況報告

ペニャさんのニュース出演(5/16)と近況報告 


5月16日(月)の TBSニュース23 で、ペニャさんのことが報道されます。

ペニャさんの取材をつうじて、仮放免者の苦しい生活実態について伝える小特集です。

【追記】 予定どおり放映されました。

仮放免者の現実、ペニャさんの事情と心情、両方に密着したよい報道でした。


今年に入ってから、ペニャさんは難民審査のインタビューを3回に渡って受け、いまは結果を待っています。

そして4月には、長年苦しめられてきた耳鳴りを治すために、左耳の手術を受けました。



ペニャさんの耳の症状は、チリで迫害者に拉致、暴行されたときの怪我が原因と考えられます。

(くわしくは「ペニャさんの経歴2 出身国での迫害」をご一読ください。)

ここ何年ものあいだ耳鳴りがひどくなり、ペニャさんは苦しめられてきました。

手術前の検査でも、明らかに左耳だけ不釣り合いに聴力が落ちていました。

手術は成功し、予後もよく、退院日には「世界が違うみたい」とペニャさんは晴れやかな表情でした。


今回のペニャさんの手術は、北関東医療相談会(AMIGOs)のご支援のおかげで可能になりました。ほんとうにありがとうございます。

とはいえ、ペニャさんが早く在留資格を認められれば、高額の手術代を無保険で10割負担する必要もなく、また自分で働いて支払うことも十分に可能でした。

入管がペニャさんの事情を認め、一刻も早く彼に難民認定または在留特別許可することを求めます。


2022年5月15日 柏崎正憲



2021年12月12日日曜日

ペニャさん、難民申請インタビューへ!

ペニャさん、難民申請インタビューへ!


2021年12月12日

柏崎正憲


 13日月曜日、いよいよクラウディオ・ペニャさんは難民認定申請のインタビュー(難民審査官による調査)を、東京入管で受けます。

 これに備えるため、ペニャさんは10日金曜日、代理人の駒井知会弁護士と、入念な打ち合わせをしました。




迫害の危険

 チリ出身のペニャさんは、1973年の軍事クーデターに端を発する事情のため、帰国すれば迫害される危険があります。

 1990年に民主化はされたものの、むしろその後の1992年、ペニャさんは極右団体「祖国と自由」に拉致され、リンチを受け、殺されかけたのです。

 チリの政治暴力はいまもなくなっていません。むしろ、2019年にはじまった政治腐敗への大衆的抗議をきっかけに、警察など公権力による過剰な暴力が横行しており、また極右団体「祖国と自由」シンパによる暴力や脅迫なども起きています。

 もしペニャさんが帰国し、それを極右が知れば、彼の身の安全は保障されないでしょうし、公権力も彼を守らないでしょう。

 くわしくは、2020年6月に作成の動画もごらんください。



医療からの排除

 ペニャさんはチリで受けたリンチの結果、左耳に怪我を負いました。その後、難聴や耳鳴りといった症状がしだいに強まり、いまでは24時間、耳鳴りにより強いストレスを受けています。

 手術により症状が改善される見込みは大きいのですが、在留資格のないペニャさんは、無保険のままでは手術費が100万円を超えてしまい、とても負担できません。

 この非人道的状況を解決するため、早急に在留資格を出すことを求めます。


在留特別許可

 あわせてペニャさんは、在留特別許可を求めます。

 2011年、ペニャさんが在留期限を更新できなかったのは、彼を雇うはずだった日本人のレストラン経営者が、震災と原発事故を恐れて急に日本を去ってしまったという、予期せぬ事態のせいでした。

 このことがなければ、ペニャさんは今もコックとして(技能の在留資格で)問題なく生活できていたはずです。

 コックとしてのペニャさんの腕前は、いまも健在。教会やボランティア団体のイベントで、とてもおいしいチリ料理を何度も作ってくれています。彼に就労許可が出れば、すぐに雇いたいと申し出ている方もいます。

 ペニャさんが日本で生活していくことには何の問題もなく、あとは入管が在留を許可するだけだということを、あわせて訴えます。

絶品! ペニャさんの作ったエンパナダ(ミートパイ)


 大きく動きはじめたペニャさんの手続状況。これからも続報を伝えます。どうぞご注目を!




2021年6月10日木曜日

【寄附のお願い】ペニャさん支援キャンペーン(第4次)


 昨年のあいだに、クラウディオ・ペニャさんのために、皆さまから多くのご寄付をいただきました。まことにありがとうございます。

 いただいた寄付は底をついてきましたが、ペニャさんはいぜんとして、おもに医療費の負担に困っています。

 もしまた皆さまから、ペニャさんのためのお力添えがいただければ幸いです。第4次の寄付募集キャンペーンを、6月末までおこないます。この期間にお振込みいただいたご寄付は全額、ペニャさんのためだけに使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

  



クラウディオ・ペニャさん支援キャンペーン(第4次

医療費等のための寄附

 募集期間 2021年 6月10日~6月30日

 振込先 

 ゆうちょ銀行 カシワザキマサノリ

 ​00180-2-338249

 または ゼロイチキュウ(019)店 当座 0338249


最近の健康状態

 最近ペニャさんは、一時期がまんしていた歯の治療を再開しました。

 医師によれば、過去に行われた治療のせいで、かえって悪くなっている歯があるとのこと。ペニャさんいわく、それは彼が牛久入管に収容されている間に治療された歯だったとのこと。そのときは、へたくそな研修医に歯を削られ、彼を指導するちゃんとした医者はいなかったといいます。

 くわえて、ペニャさんは持病である足の痛みが強まっています。静脈瘤などの疑いもありますが、投薬しながら様子見の状態が続いています。痛みが強いと、処方薬がなければ我慢ができませんが、薬の費用は、無保険ではかなり高額です。



これまでのご寄附の用途

 みなさんに頂いたご寄附、合計456,000円のおかげで、これまでに次の費用の一部を補填することができました。まことにありがとうございます。

  • 代理人弁護士との契約のための着手金。
  • 左耳内部の骨折の検査および診断書取得費用。
  • 視力低下に対応するための眼鏡の購入費用。
  • 内科、整形外科、歯科等の通院費、薬代。
  • 携帯電話の端末購入費用。
  • 生活環境の改善(健康維持のための暖房器具購入など)のための出費。

 昨年末の報告も、あわせてご参照ください。


2021年6月10日

柏崎 正憲(SYI 収容者友人有志一同

Phone 080 8844 7318

E-mail 



2021年6月3日木曜日

クラウディオ・ペニャさんからの手紙(6月1日)


クラウディオ・ペニャさんによる、ドキュメンタリー映画「牛久」に関する手紙


私、クラウディオ・ペニャは、ドキュメンタリー映画「牛久」に出演することに同意しました。

これからも映画に出演することについて同意します。 

しかし、ドキュメンタリーの撮影が終了してから起こったことが、私にとって多くの問題を引き起こしました。 

そのことがあったから、もうこれ以上このドキュメンタリーについては話したくありません。 

それらの問題は、私と監督との間の問題であり、我々の間のプライベートな問題です。

なので、これ以上私に対して、それらの問題について、何も聞かないでください。  


クラウディオ・ペニャ

2021年6月1日 




―― 同じ日にペニャさんは、柏崎(SYI)と、他のペニャさんの友人2名との前で、この問題にかんして彼に起きたことと彼が思うことについて説明しました。ペニャさんはその1人(柏崎ではない)に、彼の指示どおりに英語の手紙と、その日本語訳とを作成することを依頼し、できあがった手紙を承認しました。

本件について、ペニャさんにはもう何も聞かないでください。 彼は一連のできごとにより非常に強いストレスを受け、疲弊しています。彼のことを心配してくださる方も、恐縮ながら、どうかご遠慮ください。




Letter from Claudio Peña (June 1)


Letter by Claudio Peña Regarding the Documentary Film Ushiku


I, Claudio Peña, agreed to be in the documentary film Ushiku. 

I continue to give my consent to be in the film. 

However, there were issues following the filming of the documentary that have caused me many problems. 

Because of this I do not want to talk about this documentary anymore. 

The issues are between the director and me, and these are private matters between us. 

So please do not ask me about these matters anymore. 


Claudio Peña

June 1st, 2021 



--- On the same day, Claudio Peña explained what happened to him and what he thinks about this issue in front of M. Kashiwazaki (SYI) and two other friends of him (Peña). Peña requested one of them (not Kashiwazaki) to make an English letter and its Japanese translation following his direction, and then authorized them.  

Please do not ask Peña about these matters anymore, even if you stand on his side. He is so exhausted. Thank you for your understanding.