クラウディオ・ペニャさんは予定どおり6月26日、国を提訴しました!
在留特別許可をペニャさんにしないことを違法とする趣旨の訴訟です。
あわせて、皆さまから頂いた嘆願書名、あわせて 3,486 筆を、裁判所に証拠として提出いたしました。
数多くのお力添え、まことにありがとうございます。
第1回の口頭弁論の日が決まりました。
傍聴にお集まりください!
2025年 9月17日(水) 10:30
東京地方裁判所 803号法廷
入管収容から解放されたクラウディオ・ペニャさんの日本在留を求めるたたかいを、ひきつづき支援します。
クラウディオ・ペニャさんは予定どおり6月26日、国を提訴しました!
在留特別許可をペニャさんにしないことを違法とする趣旨の訴訟です。
あわせて、皆さまから頂いた嘆願書名、あわせて 3,486 筆を、裁判所に証拠として提出いたしました。
数多くのお力添え、まことにありがとうございます。
第1回の口頭弁論の日が決まりました。
傍聴にお集まりください!
2025年 9月17日(水) 10:30
東京地方裁判所 803号法廷
記者会見のお知らせ
移民・難民が入管訴訟をするということ ~ C.ペニャさんに聴く
2025年 6月26日(木) 午後3時30分
一橋大学千代田キャンパス(学術総合センター内)
6階・第4講義室
東京都千代田区一ツ橋2-1-2 地下鉄・神保町駅or竹橋駅から徒歩5分
▼2011大震災後の混乱でビザを失った南米料理の達人が、
クラウディオ・ペニャさん(64)が日本に来てから、はや30年
コックとして納税し、平穏に暮らしてきた彼が苦難に直面したのは
▼単身者にはビザを出さない?
法務大臣(事実上は入管)は人道的配慮により、在留特別許可をす
ペニャさんは私たちの誰とも違いなく、
もはや司法に訴えるしか道はなく、
本件問合せ先 柏崎 正憲
080-8844-7318 m.ka48zaki@gmail.com
【参考資料】 南米料理の達人、私たちの隣人、C.ペニャさんにビザ(
オンライン署名 (change.org)
ひきつづき募集中!
応援メッセージ[3] 稲葉奈々子さん
稲葉奈々子さん(移住連運営委員、上智大学教員)から応援メッセージをいただきました!
稲葉さんもまたペニャさんの協力者の一人で、2022年には『Mネット』221号に掲載されたクラウディオ・ペニャさんの記事「正義なき入管」を編集してくれました。
以下のメッセージでは、ペニャさんを知る人なら誰もが抱いている思いをズバリ、言い表してくれています。ご一読を!
(稲葉さん)
【メッセージ】
2011年の震災の混乱を思い出す。東京や周辺自治体では、行政も、交通機関も、まともに機能しておらず、誰もが途方に暮れていた。とくに外国籍の人たちは、正確な情報もなく、不安な日々を送っていた。
私は茨城県内の国立大学に勤めていたが、大学にとっての最大重要イベントである入試が、1969年以来はじめて中止になるなど、非日常的が日常だった。センター試験の結果だけで合否を決める・・・など、大学だけでも多くのことが、「こんなときだから仕方ない」と、例外的な対応がなされ、受け入れられていた。
ペニャさんが在留資格を更新できなかったのは、そういう状況下だった。ペニャさんは、勤めていたレストランを辞めて、レストランを開業する準備を進めていた。あの時、在留資格更新の手続きだけでも大変だったのに、まして保証人だった日本人が放射能汚染から避難するために海外に移住してしまったとしたら、期限に間に合って手続きできなくても、やむを得なかったと、誰もが考えるはずだ。
その後のペニャさんが強いられた苦しい経験を聞くたびに、あの状況下で在留資格更新の期限に間に合わなかったことが、そこまでの苦しみに「値する」「過失」だとは、思えない。
ペニャさんのレストラン開店を心待ちにしている人は多い。法務省には、14年前の「入管法上の過失」にいつまでもこだわるのではなく、14年間、ペニャさんが日本社会の一員としてしっかり根を下ろしている事実を見て欲しい。
(稲葉奈々子)
お知らせです。
クラウディオ・ペニャさんも参加する「移民・難民フェス」。
5月10日土曜日、11時から15時、練馬駅近くのつつじ公園で開催です。
そこでペニャさんの署名集めも実施する予定です。
ぜひご協力を!
【追伸】
当日は大変盛り上がり、署名もこの日だけで250も集めることができました。
まことにありがとうございます!
オンライン署名 (change.org)
ひきつづき募集中! 署名の第一次集約: 4月30日(水)
応援メッセージ[2] 雨宮処凛さん
さまざまなメディアから取材を受けてきたペニャさんですが、21世紀のさまざまな貧困問題に切り込んできた作家・雨宮処凛さんの近著『難民・移民のわたしたち これからの「共生」ガイド』(河出書房新社、2024年8月)にも取り上げられています。
ペニャさんが登場するのは第1章の75~83ページ。彼の記事にかぎらず、日本にくらす移民・難民をめぐる問題が分かりやすく報告されていますし、また当事者の背景や生活状況だけでなく人としての感情や思いが伝わる筆致で、読みやすいだけでなく内容の豊かな本です。
ぜひ読んでみてください。
さて、そんな雨宮さんからもこのたび、ペニャさんのために応援メッセージをお寄せいただきました。ありがとうございます!
【メッセージ】
ペニャさんには、2024年夏に出版した『難民・移民のわたしたち これからの「共生」ガイド』で取材させて頂きました。
仮放免の生活が続き、収入を得る手段もなく、病気の治療もままならない日々。
取材中に聞いた「たまに自殺したいと思います」という言葉がずっと耳に焼き付いています。
ペニャさんのことは取材前から知っていて、美味しいお料理を食べさせてもらったこともあります。
ぜひ、裁判傍聴などで、この問題に関心を持って頂けたらと思います。
雨宮処凛 作家・反貧困活動家。
オンライン署名 (change.org)
ひきつづき募集中! 署名の第一次集約: 4月30日(水)
応援メッセージ[1] よしだよしこ さん
長年活躍されている歌手のよしだよしこさんが「ペニャさんに在留資格を!」キャンペーンのために、応援メッセージを寄せてくださいました。
よしださんは 「クラウディオさんの手」という、クラウディオ・ペニャさんの半生をものがたる共感に溢れたすてきな歌を作曲、演奏されています。ぜひごらんください。
クリックでYouTubeへ
【メッセージ】
2年前の6月、小さなコンサート会場の打ち上げの席で私はエンパナーダをご馳走になりました。
コンサートの主催者K さんがクラウディオ・ペニャさんの支援をしていて、紹介をしてくれました。
美味しいエンパナーダを食べながら、彼の置かれている状況を少しだけ教えてもらいました
その後、何度か交流を重ねながら私たちは友達になりました。
友達が困っているのを知ったのだから、、、何かできることはないかしら、、、
昨年、少し長い曲をつくりました。「クラウディオさんの手」という歌です。
友達が困っているのを知ったから、、、。
2025年3月23日
よしだよしこ
みなさま、ペニャさんの在留資格(ビザ)の請願署名にご協力ください!
用紙をプリントアウトし署名のうえ郵送、またはオンラインでも募集しています。
(Change.org)
(送付先・問合せ先は用紙の下部に)
呼びかけ: Free Claudio Peña! キャンペーンと協力者一同
【2025.6.22 追記】6月21日までに、直筆・オンラインあわせて 3,486 筆のご署名をいただきました。ご協力まことにありがとうございます! 【7.13 提出報告】
法務大臣に提出するとともに、訴訟のさいに関連文書として裁判所にも写しを提出いたします。
署名はひきつづき募集中です。 22日以降の署名は、また適宜、提出します。
請願署名 クラウディオ・ペニャさんに在留資格を!
法務大臣さま
クラウディオ・ペニャさんの退去強制(送還)命令を撤回し、彼がここ日本に正規の地位で生きつづけることを認めてください。
1.ペニャさんはすでにこの社会の一員です。彼は1996年に来日して以来、人々の舌を楽しませるコックとして暮らしてきました。2011年の震災後、一時的に勤め先が見つからなかっただけで、送還命令とは残酷すぎます。単身者だからと入管手続で不利に扱われるのも不公平です。彼が私たちの誰とも違いなく、この社会に溶け込んで暮らしているという事実を、そのまま認めてください。
2.ペニャさんは料理コンクールで受賞したこともある腕利きのコックで、彼を雇いたい人が何人もいます。誰もが彼の料理をレストランで心ゆくまで楽しめるようになることが、日本社会を豊かにすることではないでしょうか。
3.ペニャさんは出身国チリで迫害されるおそれがあります。生きるための就労を禁じられ、それでも彼が帰国を選べずそれに耐えるしかないという事実の重さを、よく考慮してほしいと望みます。
クラウディオ・ペニャさんとは?
南米チリに生まれ、1996年に来日し、東京などでコックとして働きつづけてきたクラウディオ・ペニャさん。コンクールで受賞したこともある彼の料理の腕前には、誰もが舌鼓を打ちます。
2011年、ペニャさんは新しいレストランの開業準備をしていました。ところが、3月に大震災と原発事故が起きると、日本人オーナーが事業計画を放棄し、大急ぎで日本を離れてしまいました。震災直後の混乱のなか他の就職先が見つからなかったせいで、彼は不運にも在留資格を更新不可にされてしまいました。
しかしペニャさんは、実は難民であり、帰国すれば命の保障はありません。彼はチリ(首都サンティアゴ)にいた頃、迫害者に拉致され、命を落としかねない凄惨な暴力を受けたことがあります。チリでは1973年クーデターにはじまる軍事独裁の時代があり、ペニャさんへの迫害もこの歴史が関係しています。1990年の民主化、2019年からの改革の要求の高まりにもかかわらず、チリでは今なお軍とつながりのある極右が政治的暴力を起こしています。
詳しくは、以下のブログ記事やニュース記事をごらんください。
何をめざす?
この「ペニャさんに在留資格を」キャンペーンは、広い視野で見れば、ペニャさんだけに限らず「強制送還」という制度が作り出す人権侵害に対する、反対の意思表示となるものです。
日本の入管は、在留資格(ビザ)がなくとも帰国できない事情のある外国人を、自由のない収容施設に無期限に閉じ込め、帰国(送還)を強要する、という非人道的な方法をとっています。
収容の解除の手続(仮放免・監理措置)もありますが、就労を禁止され、健康保険にも入れず、移動の自由さえほとんど制限されるなど、抑圧された生活を強いられます。
ペニャさんも、そのような人権はく奪の苦しい状態をどうにか耐え忍んで生活している人のひとりです。
法律では、帰国できない事情のある人に対して、法務大臣(事実上は入管)が人道的見地から在留特別許可をすることを認めています。しかし現状では、ごく一部の人々、しかもたいていは日本人や永住者と結婚して子供をもった人が在留特別許可を出されますが、その一方で、単身の人や、外国人だけの家族に出されることはほとんどありません。
こういう、日本人的な「イエ」の枠に入らない人を排除するような制度慣行もまた問題です。この「ペニャさんに在留資格を」キャンペーンは、この壁を突破しようとするものでもあります。
どうかご協力を!
2025年3月22日
本件問合せ先
柏崎正憲(SYI収容者友人有志一同)
080 8844 7318 m.ka48zaki [ at ] gmail.com