2025年3月22日土曜日

【署名呼びかけ】南米料理の達人、私たちの隣人、C.ペニャさんにビザ(在留資格)を!

 

みなさま、ペニャさんの在留資格(ビザ)の請願署名にご協力ください!

用紙をプリントアウトし署名のうえ郵送、またはオンラインでも募集しています。

 

オンライン署名 

(Change.org) 

署名用紙PDF 

(送付先・問合せ先は用紙の下部に)

 

 第1次集約期日: 2025年4月30日

 呼びかけ: Free Claudio Peña! キャンペーンと協力者一同

 




 

請願署名 クラウディオ・ペニャさんに在留資格を!

法務大臣さま

 クラウディオ・ペニャさんの退去強制(送還)命令を撤回し、彼がここ日本に正規の地位で生きつづけることを認めてください。

 1.ペニャさんはすでにこの社会の一員です。彼は1996年に来日して以来、人々の舌を楽しませるコックとして暮らしてきました。2011年の震災後、一時的に勤め先が見つからなかっただけで、送還命令とは残酷すぎます。単身者だからと入管手続で不利に扱われるのも不公平です。彼が私たちの誰とも違いなく、この社会に溶け込んで暮らしているという事実を、そのまま認めてください。

 2.ペニャさんは料理コンクールで受賞したこともある腕利きのコックで、彼を雇いたい人が何人もいます。誰もが彼の料理をレストランで心ゆくまで楽しめるようになることが、日本社会を豊かにすることではないでしょうか。

 3.ペニャさんは出身国チリで迫害されるおそれがあります。生きるための就労を禁じられ、それでも彼が帰国を選べずそれに耐えるしかないという事実の重さを、よく考慮してほしいと望みます。


 

 

クラウディオ・ペニャさんとは?

 南米チリに生まれ、1996年に来日し、東京などでコックとして働きつづけてきたクラウディオ・ペニャさん。コンクールで受賞したこともある彼の料理の腕前には、誰もが舌鼓を打ちます。

 2011年、ペニャさんは新しいレストランの開業準備をしていました。ところが、3月に大震災と原発事故が起きると、日本人オーナーが事業計画を放棄し、大急ぎで日本を離れてしまいました。震災直後の混乱のなか他の就職先が見つからなかったせいで、彼は不運にも在留資格を更新不可にされてしまいました。

 しかしペニャさんは、実は難民であり、帰国すれば命の保障はありません。彼はチリ(首都サンティアゴ)にいた頃、迫害者に拉致され、命を落としかねない凄惨な暴力を受けたことがあります。チリでは1973年クーデターにはじまる軍事独裁の時代があり、ペニャさんへの迫害もこの歴史が関係しています。1990年の民主化、2019年からの改革の要求の高まりにもかかわらず、チリでは今なお軍とつながりのある極右が政治的暴力を起こしています。

 詳しくは、以下のブログ記事やニュース記事をごらんください。

 

何をめざす?

 この「ペニャさんに在留資格を」キャンペーンは、広い視野で見れば、ペニャさんだけに限らず「強制送還」という制度が作り出す人権侵害に対する、反対の意思表示となるものです。

 日本の入管は、在留資格(ビザ)がなくとも帰国できない事情のある外国人を、自由のない収容施設に無期限に閉じ込め、帰国(送還)を強要する、という非人道的な方法をとっています。

 収容の解除の手続(仮放免・監理措置)もありますが、就労を禁止され、健康保険にも入れず、移動の自由さえほとんど制限されるなど、抑圧された生活を強いられます。

 ペニャさんも、そのような人権はく奪の苦しい状態をどうにか耐え忍んで生活している人のひとりです。

 法律では、帰国できない事情のある人に対して、法務大臣(事実上は入管)が人道的見地から在留特別許可をすることを認めています。しかし現状では、ごく一部の人々、しかもたいていは日本人や永住者と結婚して子供をもった人が在留特別許可を出されますが、その一方で、単身の人や、外国人だけの家族に出されることはほとんどありません。

 こういう、日本人的な「イエ」の枠に入らない人を排除するような制度慣行もまた問題です。この「ペニャさんに在留資格を」キャンペーンは、この壁を突破しようとするものでもあります。

 どうかご協力を!

 


2025年3月22日

本件問合せ先

 柏崎正憲(SYI収容者友人有志一同) 

 080 8844 7318 m.ka48zaki  [ at ]  gmail.com